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翁達磨アイコン 2005年9月 北海道そば収穫祭
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(文:食文化総研 水上)
9月1日〜5日、高橋さんとともに北海道を旅した。
北海道の新そばの収穫祭イベントや、産地での生産者との交流が目的だ。

朝一番の便で、羽田から釧路へ。
初日の目的地は弟子屈町。摩周湖のある町だ。
着いてすぐに、摩周湖農協主催の新そばを食べる会のイベントに参加、
夕方少し時間があったので、高橋さんのお弟子さんの車を借りて、 一人摩周湖を見に行った。
初めて見る摩周湖、、、湖面からグワーッと風が吹き上げてくるような 威圧感を覚える。

不思議な感覚だ。 夜は、摩周湖農協の職員の方、そばの生産者の皆さんとバーベキュー。
地元産の和牛、北海道の海の幸、新鮮な野菜を豪快にいただく。
中でも、焼きトウモロコシがとっても甘くて美味しい!

高橋さんは地元の生産者からは、「お師匠さん」と言われている。
そば作り、そば打ちの「師匠」という意味。
生産者は皆、口を揃えて
「とにかく、プレッシャーですよ。お師匠さんからダメだと言われないように 毎年、いいものを作らなければいけないから。」

摩周はそばの収穫量からすると多い地域ではない。
少量ながらも、農協と生産者が努力が実って、良質なそばを生産している。
食味試験では、数少ないトリプルAも獲得しているようだ。

“高橋さんが使うそば=良質でレベルが高い”

生産者にとって、「そばの神様」に使ってもらうことは、 自信と誇りになる。
値段も上がる。もっといいものをつくる努力をする。好循環だ。

その意味で、高橋さんは、生産者とのバランス維持に長けている。
※ちなみに翁達磨、黒澤乾麺は、摩周のそばを使っています。
とっても贅沢な乾麺です。

翌日は1日かけて移動。摩周を朝出て、 同じような道をずーっと走って、夕方幌加内へ到着。

宿泊先は手鞠内湖の近く。
朱鞠内湖は日本一の人造湖で、南極探検隊の訓練基地があったといわれる極寒の地だ。
9月上旬とはいえ、夜はめっきり冷える。

さて3日目からは幌加内のそば祭りに出店。幌加内は、旭川の北に位置し、 そばの生産量は日本一。
一面のそば畑はまさに圧巻。

幌加内で2日間、そば祭りに参加した。
もちろん高橋さんは、いつものように朝3時からそば打ち、1日1000食 のハードな2日間。
お弟子さんは、高橋さんのひたすら打ちつづけている姿を見て
「人間製麺機だ!」
とても還暦を過ぎた方とは思えない、ものすごいパワーの持ち主。

地元幌加内高校の生徒たちの店も出店していた。
さすが、そばの産地の高校生たち。そば打ちはかなりのレベルのようだ。

試作したそばを高橋さんの所に持ってきて、感想を聞いたり 質問をしたり、サインをもらったりととても熱心。
若い女の子とお話している高橋さんは、嬉しそう。

さて、最終日は札幌へ移動して山加製粉の工場見学とそば教室が行われた。

「この日をずーっと楽しみにしていた」 という受講者の皆さんは、
「ビデオは何度も見たけど、やはりホンモノは違うね」

高橋さんは水回しをしながら、
「そばが自然にまとまることを手助けするのです。」とさらっと説明。

そば粉がそばになりたがっているんだから、その手助けする・・・。
無理やリではなく、指先の感覚でそばと対話しながら、まとめ上げていく という作業だというのである。
なかなかそういう表現は使えない、、、と思うのだが。

高橋さんは、実演しながら、そば打ちのひとつひとつの動作には意味が あることをわかりやすく、説明していく。
理にかなった合理的な方法で、しかも、あくまで自然体でそばと向き合っている感じが する。
名人と言われる所以である。

高橋さんと5日間いろんなお話をし、産地を巡り、生産者の生の声が聞けたことは、 とても有意義な機会だった。

新そばの季節到来。
高橋さんは「そばが少し落ち着いた年末〜年明け頃が一番いい」という。
新しければいいというものではないようだ。
「少し落ち着いた」という表現は微妙だが、なんとなくニュアンスは伝わる。
永田町黒澤では、12月28日、29日(高橋さんのbirthday)に恒例の年末そば会を 開催予定。
そばが少し落ち着いた頃に是非ご賞味あれ。
地元の方たちとバーベキュー 幌加内高校の生徒と
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